「読む・聞く・書く・話す」の4技能のどの技能にとっても、英文法は欠かせません。そして、英文法は基本から積み重なっているので、正しく理解していくためには、まず基本が完璧でなければなりません。土台である基礎がしっかり固まっていなければ、積み重ねるのは難しく、なんとか積み重ねることができたとしても、徐々に綻びが大きくなり、全体が崩れるのは時間の問題です。このように基本はとても重要ですが、難易度が高いわけではないので、それを理解できないなら、難易度が確実に上がる発展的な内容を理解するのは不可能です。無理に進んでも、理解できなくなる原因を生み出すだけなので、きちんと理解するまでは次に進まず、着実かつ確実に積み重ねていくべきです。
英文法を正しく理解していなければ、明確な判断基準がないので、考えることもリーズニングをすることもできません。だから、GENUINEでは、新しい内容の導入では細心の注意を払い、基本から丁寧に指導しています。中学1年の学習内容でつまずくことはないと楽観視されがちですが、実際は、思っているよりも多くの生徒がつまずいてしまっています。だから、GENUINEでは、英語を初めて本格的に学習するということもありますが、基本に該当する内容を学習する中学1年は特に、丁寧かつ慎重に指導しています(「GENUINEがbe動詞から始める理由」をご参照ください)。
「聞く・話す」の2技能に重心を置き、英文法を敬遠している学校では、品詞などの文法用語を避ける傾向が強いようですが、品詞を理解していなければ、英文法を論理的に理解することはできません。GENUINEでは、英文法でも英文読解でも品詞を積極的に活用しているので、使い慣れて体になじんだ頃に品詞は基本になっています。
また、そのような学校では、品詞だけでなく、理解するのに品詞が欠かせない「文型」も避けているはずです。品詞によって英文法を簡潔に理解できるのと同様に、どんなに長い英文でも、どんなに複雑な英文でも、文型によって簡潔にとらえることができます。英文読解をする際の軸である文型もまた、GENUINEでは基本です。
通常の宿題も長期的に課す宿題も復習が中心なので、どの範囲も少なくとも2回は取り組みます。基礎を確立するために、特に中学1年と中学2年では、反復用のドリル形式のオリジナルプリントによって定着を徹底させています。特に基本に関しては、できる限り完璧を目指しています。どれだけ円滑に発展的な内容に順応し、どれだけ柔軟に応用問題に対応できるかは、基本の理解度と定着度次第です。