【高校入試関連情報①】慶應義塾の試験日変更

慶應義塾高等学校の第一次試験(筆記試験)が2017年2月10日になりました。

2015年に2月12日(それまでは長い間13日でした)に変更し、男子の受験パターンに大きな影響を与えたばかりでしたが、今回の変更の影響はさらに大きくなると思います。

2月10日は東京都と神奈川県の私立高校入試の初日ですが、この日に入試が集中しているので、初日にピークを迎えます。その2月10日に移動すると、開成や早稲田実業と競合します。一方、慶應義塾が抜けた2月12日は、これまでの競合校に受験生が集中することになりますが、今年度は青山学院が2月11日に移動する(高校入試関連情報②参照)ので、明大明治に一極集中するはずです。

2015年に慶應義塾の試験日が2月12日に変更したことにより、2月13日が例年試験日である国立大学附属高校との併願が可能になりましたが、今回の第一次試験の変更に伴い、第二次試験(面接)も15日から13日に変更してしまったので、再び併願できなくなりました(出願は可能なので、慶應義塾の第一次試験が不合格だった場合に国立大学附属を受験することはできます)。

トップレベルの男子の受験パターンは、2015年と16年は早稲田実業/開成[10日]→早大学院[11日]→慶應義塾[12日]→国立大学附属[13日]でした。2017年は、早慶志望者は慶應義塾(一次)/早稲田実業[10日]→早大学院[11日]→慶應義塾(二次)[13日]、開成国立志望者は開成[10日]→(早大学院[11日])→国立大学附属[13日]に分かれると思います。

今回の変更によって、一般的に予想できる倍率への影響は次の通りです。

2月10日は、早稲田実業に集中していた早慶志望者を慶應義塾と二分することになるので、両校共に倍率は下がるはずですが、今回の変更をチャンスととらえてチャレンジする受験生もいるので、倍率自体は変わらないかもしれません。志望傾向が異なる開成には、ほとんど影響はないはずです。

2月12日は、今年度は青山学院が2月11日に移動することもあり、明大明治の倍率はかなり上がることを覚悟する必要があります。慶應義塾は男子校なので、女子に影響はないはずですが、共学校の明大明治は男女合わせての募集なので、男子の受験者数増による影響は女子にも及びます。ちなみに、慶應義塾湘南藤沢との重複も解消されましたが、一般入試(全国枠)は神奈川県/東京都/千葉県/埼玉県在住者に出願資格がないので、実質的な影響は元々ほとんどありませんでした(帰国生は併願可能になりました)。

2月13日の国立大学附属は、開成と同様に、志望者の傾向が異なるので影響はあまりないはずですが、国立大学附属を併願する早慶志望者は若干いたはずなので、ほんのわずかですが倍率は下がるかもしれません。

【早慶高校(男子)の入試日程】

2月7日 慶應志木①
2月9日 早大本庄①
2月10日 慶應義塾①, 早稲田実業
2月11日 早大学院, 慶應志木②
2月12日 慶應湘南藤沢
2月13日 慶應義塾②
2月14日 早大本庄②

*①:一次試験/②:二次試験

慶應義塾 2014→2015

第一次試験受験者数 1,800(出願者数1,886)→ 1,664(1,732)
正規合格者数 475 → 479
倍率 3.79 → 3.47

青山学院 2014→2015

男子受験者数 227(男子志願者数277)→ 204(257)
男子合格者数 89 → 85
倍率 2.55 → 2.4

明大明治

男子受験者数(男子志願者数)→()
男子合格者数→
倍率→

東京学芸大学附属 2014→2015

男子受験者数 415(男子志願者数447)→ 395(427)
男子合格者数 74 → 80
倍率 5.61 → 4.94

筑波大学附属駒場 2014→2015

男子受験者数 111(男子応募者数119)→ 136(146)
男子合格者数 34 → 36
倍率 3.26 → 3.78