【高校入試/英語教育関連情報⑧】令和3年度(2021年度)国私立高校入試の出題範囲変更

6月に東京都教育委員会から、令和3年度(2021年度)の都立高校入試の出題範囲から除外される内容が公表されました(こちらをご参照ください)。文部科学省から発出された令和2年5月13日付2文科初第241号「中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度高等学校入学者選抜等における配慮事項について(通知)」を踏まえ、国私立高校からも入試の出題範囲から除外される内容がホームページや募集要項で公表されつつあります。公表した高校は、都立高校の入試範囲削減方針に準じた内容が多いです。現時点(9月2日現在)で都内の難関高校が公表した除外される内容は、以下の通りです。

 

桐朋高等学校(8月31日公表)

[英語]
・関係代名詞については、それを直接問う問題は出題しない。ただし、文章中に出てくることはある。

[国語]
・中学3年生の教科書で学習する新出漢字については、それを直接問う問題は出題しない。ただし、文章中に出てくることはある。

[数学]
・中学3年生で学習する内容のうち、「三平方の定理」「標本調査」の内容は出題しない。

 

明治大学付属明治高等学校

[国語]
・2021年度入試も中学校3年間で学習した漢字すべてを範囲と致します。なお、2021年度入試は古典の知識及び文法に関する問題は範囲から除外します。

 

筑波大学附属高等学校(8月24日公表)

[国語]
・中学3年生の教科書で学習する漢字。

[数学]
・円周角と中心角
・三平方の定理
・標本調査

[理科(第1分野)]
・『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・『科学技術と人間』
[理科(第2分野)]
・『地球と宇宙』
・『自然と人間』

[社会(公民的分野)]
・『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
・『私たちと国際社会の諸課題』

 

城北高等学校(8月10日公表)

[英語]
・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
※ 同様の働きをもつ接触節も出題しません。

※ 英語の出題では、長文などの素材文で除外する内容が含まれている場合は、脚注として訳文などを載せる予定です。また、これらの文法的内容を問う出題は致しません。

[国語]
・中学3年生の教科書で学習する漢字

※ また、国語の出題に関して、古文の出題を取りやめます。(これは城北高校の入試に関することで、東京都立高校の入試とは異なります。)

[数学]
・三平方の定理
・標本調査

 

青山学院高等部(7月30日公表)

[英語]
・一般入試と推薦入試適性検査は「例年どおり ただし、関係代名詞を直接問う設問は含まない。」
・帰国生入試適性検査は「例年どおり」

[国語]
・一般入試、推薦入試適性検査、帰国生入試適性検査、いずれも「例年どおり」

[数学]
・一般入試は「例年どおり」
・推薦入試適性検査と帰国生入試適性検査は「都立高校の入学試験範囲削減方針に準じる」

 

東京学芸大学附属高等学校(7月30日公表)

[英語]
・関係代名詞のうち、主格の that, which, who 及び目的格の that, which の制限的用法、接触節等を文法や作文の問題で直接問う出題

[国語]
・中学3年生の教科書で学習する漢字

[数学]
・三平方の定理
・標本調査

[社会(公民的分野)]
・『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
・『私たちと国際社会の諸課題』

[理科(第1分野)]
・『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・『科学技術と人間』
[理科(第2分野)]
・『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」
・『自然と人間』

 

中央大学杉並高等学校(7月25日公表)

※一般入試(筆記試験)と帰国生入試(基礎学力検査)の試験科目は3科目(国語・英語・数学)ですが、一般公募推薦入試(適性検査)は5科目(国語・数学・英語・社会・理科)です。

[英語]
・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
※同様の働きをもつ接触節も出題しない。

[国語]
・中学3年生の教科書で学習する漢字

[数学]
・三平方の定理
・標本調査

[社会(公民的分野)]
・『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
・『私たちと国際社会の諸課題』

[理科(第1分野)]
・『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・『科学技術と人間』
[理科(第2分野)]
・『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」
・『自然と人間』

 

中央大学高等学校(7月25日公表)

[英語]
・関係代名詞そのものを問うことは致しません。

[国語]
・中学3年次配当の漢字は、書き取り問題には出題しません。

[数学]
・三平方の定理に関しては、直角三角形の斜辺の長さ c と、他の 2 辺の長さ a、b について、a²+b²=c² が成り立つことを提示した上で、問題を設定します。

[理科]
・「科学技術と人間」「自然と人間」を出題範囲から除外致します。

[社会]
・今までも、入試時点で中学校によっては公民分野の未学習分野があり、それを前提として問題を作成していました。そのため、今回も、教科書をよく読み、過去問題を解いていれば既習、未習の問題はないと判断致しました。来年度入試において、過去の問題の傾向を変えることは致しませんので、教科書、過去問題を併せて学習し、入試に臨んで下さい。

 

早稲田実業学校(7月21日公表)

[英語]
・関係代名詞については、文章中に出てくることはあるが直接問うことはしない。