高校入試スタート
千葉県の私立高校の前期試験が今日から始まりました。一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の高校入試の初日でもあります。
GENUINEからも、千葉県まで一般入試を受験しに行きます。このあたりからだとやはり遠く、だから当然通学するつもりもない(つまり「おさえ」ではない)ので、中学校からは受験を控えるよう促されますが、模試ではないリアルな入試本番という貴重な経験ができるチャンスなので、GENUINEでは積極的に勧めています。高校入試は基本的に1校につき1回なので、受験機会が限られています。だから、模試はとても大切なのですが、やはり「本番」でしか得られない経験があります。模試と入試本番とでは、緊張感が全く違います。出てくる結果は、偏差値や順位ではなく、合格か不合格です。嬉しさや悔しさは、比べものにならないぐらいの差があります。高校入試は短期決戦なので、踏ん張る間もなく、立て直す時間もなく、始まってしまえばあっという間に終わってしまいます。悔しい思いをしても、それを活かせるのは高校入試ではなく、次の大学入試になります。だから、前倒しすることで長期決戦にした方がよいのですが、終わり(東京都立入試や神奈川県立入試)は決まっているので、早く始めるしかありません。
併願推薦入試でも同様の効果は得られると考え、一般入試を避けるよう指導する塾もあります。「おさえ」は必要なので併願推薦受験を否定するつもりは全くありませんが、やはり一般入試とは違います。結果が決まっている併願推薦入試に緊張があるわけもなく、結果はわかっているのだから嬉しくもありません。「おさえ」を確保するという点を除いては、模試よりも意味はないかもしれません。
入試当日の精神面の影響は大きいので、第一志望校を受験する前に一般入試で不合格になることにリスクがあるのは確かです。リスクを減らすために、安全圏の高校を受験するという選択もあります。けれども、第一志望校がチャレンジ圏であれば、安全圏の高校しか受験していないということがリスクになります。厳しい勝負で勝ち抜くには、リアルな入試本番でギリギリの経験をし、精神面を鍛えなければなりません。
それでも、一般入試で不合格になった場合、精神的に耐えられなければ、やはりリスクになるのは確実です。一般入試を受験する/受験させるなら、覚悟が必要です。受験生自身は立ち直らなければなりません。周囲はまず、受験生が立ち直ることができるかどうかを見極めなければなりません。といっても、第一志望ではないので、立ち直れないということは普通ありません。だから、すぐに立ち直らせることは勿論、「経験」として次の試験で活かせるようフォローしなければなりません。これができるかどうかの覚悟が周囲には必要なのです。この覚悟は結局、第一志望でこそ最も必要になります。覚悟といっても、周囲の入試前後の心構えの問題ではなく、不合格だったとしても関われる関係が構築できているかどうか、という自信の問題です。
東京都の私立入試の前に、千葉県や埼玉県の私立入試をするかどうかだけでも、これだけのことを踏まえてGENUINEでは受験指導をしています。高校入試は、受験機会が限られているので、それほど受験指導は複雑ではないのですが、偏差値だけで決まるわけではないので、やはり実際には思っているほど単純ではありません。中学3年生ということを考えると、繊細な対応も必要です。教科指導だけでなく、受験指導もプロに委ねるべきです。ちなみに、意外かもしれませんが高校受験では、教科指導ができるプロよりも受験指導ができるプロの方がずっと少ないです。