中学3年生の受講基準偏差値の変更
2019年度と2020年度に中学生の受講基準偏差値を変更し、2021年度に高校生の受講基準偏差値を変更しましたが、今年度(2022年度)から中学3年生の受講基準偏差値を変更します。
駿台高校受験公開テスト(駿台学力テスト)の場合は偏差値55(これまでは51)に上げ、SAPIX中学部公開模試(サピックスオープンなど)の場合は偏差値49(これまでは43)に上げます。GENUINEの入塾テストは、駿台高校受験公開テスト相当ですので、上記の基準と同じです。
平均点を換算すると偏差値は50なので、50であれば「普通」だと思うのが一般的です。けれども、平均点である偏差値50は、その試験の受験者の中で「真ん中」に位置しているだけで、「普通」とは限りません。上記の通り、当塾の受講基準偏差値が、駿台高校受験公開テスト(駿台学力テスト)かSAPIX中学部公開模試(サピックスオープンなど)かで異なるのは、それぞれの受験者層が異なるので、それぞれの偏差値を同等に扱うことができないからです。
このことは、学年間でも同じことが言えますが、前後の学年ぐらいでは、その差はあまり目立たないかもしれません。けれども、コロナ前と後とでは、その差は決して小さくはありません。今年度(2022年度)の中学3年生は、中学1年と2年の2年間をコロナ禍で学習し続けただけでなく、緊急事態宣言発令に伴う臨時休校と、対面授業からオンライン授業へ切り替えた時期が、英語の基本/基礎を学習する中学1年の1学期と重なったので、かなり深刻な影響を受けています。これまでお伝えしてきました通り(こちらをご参照ください)、英語が苦手な生徒は特に、本当に悲惨な状況です。コロナ前の中学3年生と今年度(2022年度)の中学3年生の差は明らかなので、偏差値50は、コロナ前であれば「普通」だったかもしれませんが、「苦手」だと見なさざるをえません。生徒自身には「苦手」だという自覚はないかもしれませんが、「授業はわかるが問題が解けない」はずなので、「授業には何とかついていけている」だけです。生徒自身が「苦手」だと自覚するのは時間の問題ですが、自覚した頃には既に手遅れなので、後手に回ってしまう前に先手を打つべきです。ですので、今年度(2022年度)から中学3年生の受講基準偏差値を上げ、コロナ禍が続く限り、この受講基準偏差値を維持します。けれども、コロナ禍が収束しても、この受講基準偏差値を維持し、場合によっては、さらに上げるかもしれません。
GENUINEのカリキュラムは、改訂された学習指導要領と新しい検定教科書に対応するために、昨年度(2021年度)、全学年改訂しました。新しいカリキュラムでは、中学2年の終了時(2月)までに、分詞、現在完了、間接疑問、そして関係代名詞を終える(こちらをご参照ください)ので、改訂前の学習指導要領であれば、中学3年の学習内容を終えたことになります。そして、中学3年の前期(1学期)では、高校入試に必要な既習範囲の発展的な内容に、学習指導要領改訂前は高校での学習内容だった現在完了進行形と原形不定詞と仮定法を融合させて学習します(こちらをご参照ください)。中学3年の前期(1学期)のカリキュラムは一見、高校入試に必要な範囲を網羅しているので「総復習」に思われるかもしれませんが、発展的な内容に絞っているので、基本的な内容はほとんど扱いません。ですので、新しいカリキュラムに基づいたクラス授業を受講するには、上記の受講基準偏差値を満たさなければ厳しいです。もし受講基準偏差値を満たしていても、クラス授業についていくのが厳しいようでしたら、来年度以降さらに上げることになるかもしれません。
上記の受講基準偏差値が高く、その分、途中入塾(転塾)のハードルが高いことも自覚していますが、高校入試本番までに残された時間が限られている中学3年生だからこそ、適切かつ的確な対応をするために必要な判断基準であることをご理解いただけますとありがたいです。受講基準偏差値に達していない場合は、個別指導をご受講いただくことで確実に「苦手」を克服してもらいたいと考えているので、門前払いをするつもりは全くありません。
これまで、中学1年生と2年生よりも英語の学力差が大きく開く中学3年生に適切かつ的確な対応をするために、中学3年では、αクラス(主に国立大学附属/開成/早慶/都立進学指導重点校を目指すクラス)とβクラスに分けていました。けれども、今年度(2022年度)から中学3年生の受講基準偏差値を変更することで、αクラスの受講基準偏差値(駿台高校受験公開テストの場合は偏差値60、SAPIX中学部公開模試の場合は偏差値53)との差が縮まり、新しい受講基準偏差値があれば、同じクラスで受講することが可能だと判断したので、αクラスとβクラスのクラス分けを廃止します。
今年度(2022年度)は、中学2年生と高校生の受講基準偏差値の変更はありません。中学1年生は、英語を本格的に学習し始めたばかりですので、前期(3月~7月)は受講基準偏差値を設定していませんが、今年度(2022年度)から入塾テストとして英単語テストを実施します(こちらをご参照ください)。
*受講基準偏差値などの詳細に関しては、こちらをご参照ください。