中学1年のクラス授業の現在の授業進度(記録)
今回、8月22日の授業で夏期講習の『エッセンシャル英文法』を終えました。
これまでお知らせしてきました通り(こちらをご参照ください)、学習指導要領の改訂により今年度(2021年度/令和3年度)から中学校で使用される検定教科書が新しくなり、小学校の英語を前提としていますので、前年度までと中学校の授業の進度が異なります。GENUINEの授業の進度を対応させるために、この講座を新たに夏期講習に設置しました(こちらをご参照ください)。ですので、GENUINEの季節講習は基本的に通常授業の復習が中心ですが、この講座では、通常授業と同様、新しい内容を学習しました。具体的には、前期(1学期)の最後の授業の「Lesson18 副詞(2)」(今年度は授業の進度が遅れていたので『英文法レビュー①』で学習しました)に続いて、「Lesson19 前置詞(1)」から「Lesson22 when」までをこの講座で学習する予定でした。先に結果だけをお伝えしますと、「Lesson19 前置詞(1)」から「Lesson21 前置詞(2)」までにじっくり取り組んだことにより、「Lesson22 when」は『リーズニング実践演習』に持ち越しとなりました。
Lesson19とLesson21で前置詞を本格的に学習しましたが、前置詞自体は初登場というわけではありませんでした。5月15日の「Lesson9 一般動詞(2)」(こちらをご参照ください)は、他動詞と自動詞の区別が中心だったので、前置詞を避けて通るわけにはいかないのですが、それどころ、前置詞を積極的に扱い、「前置詞の目的語」まで踏み込みました。勿論、最優先課題は他動詞と自動詞の区別なので、その区別の基本である「目的語をとる/とらない」を徹底しましたが、生徒達にとっては前置詞のインパクトが強かったのか、その後の授業では「前置詞がくる/こない」という結果論で区別してしまうことが少なくありませんでした。必ずしも自動詞の後に「前置詞がくる」わけではないので、この結果論は非推奨です。学年が上がれば「群動詞(句動詞)」という観点も必要になりますが、前置詞という名の通り、その後に続く名詞との関係性が基本なので、今回は、本来の前置詞の用法に焦点を合わせています。
まず、後に続く名詞によって前置詞を使い分けることを徹底しました。前置詞にとってはとても基本的なことですが、英語が苦手な生徒はこの使い分けが曖昧なので、そうならないように、図も交えながら正しいイメージを定着させました。そして、前置詞の前(動詞)よりも後(名詞)を強く意識するようになっただけでなく、後に続く名詞との組み合わせ、つまり「前置詞句」という捉え方ができるようになりました。ここまでたどり着けば、あとは、Lesson19とLesson21の最終到達点である「形容詞句」と「副詞句」の区別を理解するだけでした。
このように書くと、簡単に到達したように聞こえるかもしれませんが、Lesson19とLesson21はあくまでもゴールとその手前でしかなく、スタート地点はずっと前なので、長期戦の末の結果です。
この結果を大きく左右したのは、品詞です。文法用語の代表例である品詞は、英語(英文法)を学習する上で欠かせないはずですが、学校では特に、英語(英文法)に対する苦手意識の原因の1つとして避けられています。けれども、避けている限り、苦手を払拭するはずがないので、苦手意識がますます強くなるだけです。そもそも、教わる側よりも先に、教える側が避けているのだから、教わる側は避けるしかありません。品詞を中学1年生が理解するのは難しいと、教える側が過小評価をした結果、品詞は濡れ衣を着せられ、教わる側がその責任を取らされているのです。
GENUINEでは、英語が苦手にならないように、そして、得意になるように、むしろ品詞を積極的に活用しています。初回授業のLesson1で動詞(be動詞)と名詞と冠詞、次のLesson2で形容詞を導入しているので、長期戦はここから始まっていました。そして、Lesson16の副詞に至るまで、他動詞と自動詞の区別や、可算名詞と不可算名詞の区別などに重点を置いてきたので、品詞が欠かせないことを授業で体現してきました。だから、生徒達にとっても品詞は当たり前な存在で、前期(1学期)を通してかなり慣れたので、品詞に対する免疫力は十分でした。その結果、Lesson19では、「前置詞と名詞で前置詞句を形成し、前置詞句は形容詞句/副詞句として機能する」という説明を「前置詞+名詞=形容詞/副詞」という式に置き換えることで簡潔に理解できますが、品詞に対する免疫力が低いと、品詞がこれだけ並んだだけで拒否反応が生じるかもしれません。決して時間が解決するわけではありませんが、前期(1学期)という長い期間をかけて慎重に取り組んできた結果です。この長期戦に苦労がなかったわけではありませんが、苦労したことによって長期戦になったわけではありません。最初から必要としていた期間なので、予定通り、つまり、カリキュラム通りです。
「前置詞句が形容詞句/副詞句として機能する」ことを理解できるかどうかは、まず、形容詞と副詞の区別ができているかどうか次第ですが、この区別は、7月17日の「Lesson16 副詞(1)」(こちらをご参照ください)で徹底し、この『エッセンシャル英文法』の直前の講座である『英文法レビュー②』でも再度徹底しました。この「流れ」を含め、Lesson1からLesson22までのカリキュラムの完成度は、理論上はかなり高く、ここまでの伏線も全て回収しました。あとは実践です。GENUINEのカリキュラムが机上の空論でないことは、『リーズニング実践演習』で実証できるはずです。
そして、形容詞句としての前置詞句を学習する際に「後置修飾」に初めて触れますが、早速、きちんと理解しないと、形容詞句と副詞句の区別が曖昧になってしまいます。例えば、形容詞句としての前置詞句と副詞句としての前置詞句の区別は、to不定詞の形容詞的用法と副詞的用法の区別と共通するので、前置詞だけが抱えている問題点ではありません。前置詞を本格的に学習することで、基本的な品詞は一段落つきますが、その一方で前置詞は、「後置修飾」、そして形容詞句と副詞句の区別という「流れ」の上流に位置するので、今後の理解度を大きく左右します。次に、形容詞句と副詞句を学習するto不定詞(GENUINEのカリキュラムでは中学2年の前期/1学期)まではかなり間隔が空くので、遅くとも、それまでにはきちんと定着させるつもりです。
6月12日の「現在の授業進度」(こちらをご参照ください)では、GENUINEの授業の流れと意図を詳細にお伝えしましたが、今回は、GENUINEのカリキュラムの流れと意図もかなり詳細までお伝えしました。あくまでも、授業を貫くカリキュラムの流れと意図なので、実際に授業内で生徒達に伝えた解説は、できる限り文字数を削り、もっとシンプルです。「板書案」(GENUINEでは「学譜」と呼んでいます)か生徒達のノートを見ればわかっていただけると思います。
GENUINEでは、夏期講習に中学1年生対象の『エッセンシャル英文法』を新たに設置する(こちらをご参照ください)ことで、後期(2学期と3学期)以降の授業の進度を速め、新しい検定教科書に対応させました。中学1年のカリキュラム(こちらをご参照ください)だけでなく、中学2年のカリキュラム(こちらをご参照ください)と中学3年のカリキュラム(こちらをご参照ください)も全て同時に改訂しましたので、毎週/毎回更新してきました「中学1年のクラス授業の現在の授業進度」は役目を終え、更新を一旦止めることにしました(こちらをご参照ください)が、5月15日、5月29日、6月12日、そして7月17日の授業のように、「GENUINEらしさ」が顕著に表れている場合は、随時更新しています。
5月15日、5月29日、6月12日、そして7月17日の中学1年のクラス授業の授業進度は、記録として掲載しておきます。GENUINEの授業は「こだわり」が多いですが、当たり前のことをしているだけで、特別なことをしているつもりはありません。けれども、他塾と同じだとも思っていません。その違いは、特に5月15日の授業に顕著に表れていると思います(こちらをご参照ください)。また、文法用語を避ける傾向が強い学校とは一線を画していますが、その違いは特に5月29日の授業に顕著に表れていると思います(こちらをご参照ください)。GENUINEでは品詞と文型を重視しているので、この点が特に他塾とも学校とも異なるかもしれません。他塾や学校では積極的に扱わないかもしれない副詞に取り組んだ7月17日の授業を通じて、GENUINEの品詞に対する考えと背景を理解していただくことができると思います(こちらをご参照ください)。そして、6月12日の授業は、GENUINEの授業の流れと意図を理解していただくことができる好例だと思います(こちらをご参照ください)。
8月1日(こちらをご参照ください)と8月10日(こちらをご参照ください)の中学1年のクラス授業の授業進度は、夏期講習の閉講報告用に掲載しておきます。例年、季節講習の閉講報告(こちらをご参照ください)を掲載していますが、昨年度はその余裕が全くなかったので、掲載することができませんでした。今年度の夏期講習は過去最長で、最多授業数なのも確実なので、掲載できる可能性が昨年度よりもさらに低いです。閉講報告を掲載できなかった場合、中学1年については、この「現在の授業進度」をご参照ください。
これまでお知らせしてきました通り(こちらをご参照ください)、学習指導要領の改訂により今年度(2021年度/令和3年度)から中学校で使用される検定教科書が新しくなり、小学校の英語を前提としていますので、前年度までと中学校の授業の進度が異なります。そのため、GENUINEのカリキュラムとズレが生じるかもしれません。中学1年生対象のクラスは定員満了となりました(こちらをご参照ください)が、クラスを増設するかもしれませんので、入塾を検討していただいている場合は、授業進度を必ずご確認ください。