中学1年のクラス授業の現在の授業進度(記録)
今回、10月2日の授業内容は「Lesson26 疑問詞のまとめ」の後半と「Lesson27 現在進行形(1)」の前半でした。次回、10月9日の授業内容は「Lesson27 現在進行形(1)」の後半と「Lesson28 現在進行形(2)」です。
疑問詞は、前期(1学期)でまず、「Lesson4 what/who(1)」、「Lesson7 whose」、「Lesson11 what(2)」、「Lesson12 who(2)」、そして「Lesson15 名詞の複数形(4)」で How many/much …? を学習しました。How many/much …? を除けば、疑問代名詞が中心です。
ちなみに、 How many/much …? がGENUINEのカリキュラムで「Lesson15 名詞の複数形(4)」に位置するのは、名詞の複数形から「数量」を表す形容詞(「Lesson13 名詞の複数形(2)」と「Lesson14 名詞の複数形(3)」)までの流れに続けて導入するのがとても円滑だからです。中学校の教科書での初出が早いことへの対応という側面もありますが、もしそうする必要がなかったとしても、この流れの円滑さは手放せないので、やはり、この位置から動かすことはありません。
このように、前期(1学期)の疑問詞は疑問代名詞が中心なので、夏期講習の『英文法レビュー②』(予定では『英文法レビュー①』でした)でも疑問代名詞を中心に復習しました(こちらをご参照ください)。疑問代名詞の最重要課題である(whoが)主語を尋ねるパターンは、「Lesson12 who(2)」(こちらをご参照ください)の1回だけでは十分ではなかったのか、約2ヶ月間という間隔の長さによるものなのか、原因がどちらにせよ(両方かもしれませんが)、理解度も定着度も低下していました。それに対応するための『英文法レビュー』なので、想定の範囲内でした。その一方で、同様に理解度と定着度が低下している可能性があった「前置詞の目的語」を尋ねるパターンは、「自動詞+前置詞」を「群動詞(句動詞)」としてとらえている傾向が強い今年度の中学1年生達にとっては無風だったので、扱いはしましたが特に強調する必要はありませんでした。どちらのポイントも、疑問詞の各語の固有のものではないので、疑問詞の特性として理解し、疑問詞を品詞として受け止めることができたのではないかと思います。
また、疑問代名詞のwhatとの比較を導入にして疑問形容詞のwhatを学習しましたが、想定以上に円滑でした。理論上は、同じ疑問形容詞ととらえることができるwhoseを導入とすべきなのかもしれませんが、whoseはこれまで、所有格と所有代名詞(独立所有格)に対応させているので、時期尚早と判断しました。やはり、疑問代名詞のwhatとの比較の方が単純なので、導入として最適なのは結果が示しています。疑問形容詞としての観点は、後日扱います。
そして、続く『エッセンシャル英文法』(こちらをご参照ください)では、「Lesson20 where」と「Lesson22 when」を学習しました。疑問代名詞や疑問形容詞と比べるまでもなく、疑問副詞のwhereとwhenは本当に単調なので、生徒達は肩透かしを食らったかもしれません。疑問代名詞と疑問形容詞の後なので尚更だと思います(関係代名詞の後で学習する関係副詞でも同様です)。また、『エッセンシャル英文法』のメインである前置詞と比べても、同じことが言えます。だから、重点的に前置詞に取り組んだ結果、「Lesson22 when」は『リーズニング実践演習』に持ち越しとなりましたが、何の問題もありませんでした。
後期も引き続き、「Lesson23 what time」と「Lesson25 how」で疑問詞を学習しました。前述の通り、GENUINEでは「Lesson15 名詞の複数形(4)」で How many/much …? を学習し、小学校や中学校の教科書の会話文などで、howの他のパターンも学習しているはずなので、この時点で、生徒達にとってhowに関する新しい情報はほとんど残っていません。けれども、このようにバラバラに触れていても、生徒達はhowの全容を正確に把握していないので、きちんと整理する必要があります。ですので、「疑問詞のまとめ」の前に、まずは「howのまとめ」です。
このように「Lesson25 how」までで疑問詞のほとんどを既習しているので、「Lesson26 疑問詞のまとめ」は、未習だったwhichとwhyを学習したところで、例年は終えます。けれども、今年度は、この「中学1年のクラス授業の現在の授業進度」(特に7月17日の授業)を通してこれまでお伝えしてきました通り、品詞を「前提」として扱うだけでなく、「道具」として積極的に活用してきたので、品詞の観点から疑問詞を「まとめ」ました。
この「中学1年のクラス授業の現在の授業進度」は保護者様向けの報告書のようなものなので、説明のために文法用語(特に品詞)を多用していますが、授業内での生徒達への解説では必要最低限に抑えています。だから、疑問詞に関しても、これまでの授業で、疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞にまで言及することはありませんでした。ちなみに例年は、中学1年に限らず、他の学年の授業でも言及していません。
確かに、疑問詞の各語を適切に使うことができているのであれば、疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞にまで言及しなくても問題は生じませんが、疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞の例文が目の前に揃っているのだから、言及を避ける理由はありません。それぞれの例文の解説は既に終えているのだから、そのように分類をしても、リスクもデメリットもないはずです。逆に、分類することによって明確に整理されるので、疑問詞を正確に理解するだけでなく、品詞の有用性を改めて実感できるはずです。品詞を避けていては、分類や区別を避けているのと同じなので、事象を漠然ととらえるしかありません。その結果、論理的な思考を妨げるのでプラスにならないのは勿論ですが、「名前/名称」を避けるのと同じなので、かなり不便を強いられるのは確実です。だから、品詞は、英文法だけでなく、論理的思考にとっても「前提」なのです。
疑問詞を疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞に分類することと、関係詞を関係代名詞/関係形容詞/関係副詞に分類することは、論理的にはほとんど同じですが、中学生対象の授業では一般的に、関係詞を必ず分類する(関係形容詞は未習なので対象外です)のに対して、疑問詞を分類することはありません。疑問詞と関係詞の共通点は多く、疑問詞を間接疑問で用いれば、関係詞との違いはさらに限定されます。だから、疑問詞を疑問代名詞と疑問副詞として理解できれば、関係代名詞と関係副詞を理解するのに障壁はほとんど残っていないはずです。勿論、逆もまた然りです。けれども、実際に学習する際は、生徒達にとって難易度がより高い関係詞を先に学習する方が、リスクは大きいです。関係詞と同じ語であっても、中学1年から使い慣れた疑問詞を含む間接疑問を先に学習する方が、ずっと円滑に理解することができます。そして、疑問詞を一通り学習する中学1年の時点で分類して認識できるかどうかが、円滑さにさらに大きく影響を及ぼすはずです。そして、関係詞(関係代名詞)を学習するまで間隔が空く(GENUINEのカリキュラムでは1年3ヶ月)ので、どちらかと言えば、伏線回収に近いかもしれませんが、英語学習が長期にわたって「積み重ね」であることを実感できるはずです。
ちなみに、関係形容詞は、高校入試で出題されることはなく、大学入試で出題される場合はパターン化されているので、関係形容詞だと言われてもピンとこないかもしれませんが、疑問形容詞を認識していれば見方が変わるはずです。
これまでGENUINEの授業内で疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞に言及してこなかったのは、疑問詞を学習する時点では、名詞/形容詞/副詞に対する生徒達の理解度にその余裕がなかったからです。理論上、名詞/形容詞/副詞の理解度は、疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞の理解度と比例する(関係詞も同じです)はずですが、実際、特に中学1年生達の理解度はその通りというわけにはいきません。名詞/形容詞/副詞をかろうじて理解しているようであれば、疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞の言及は避け、名詞/形容詞/副詞をきちんと区別することに集中すべきです。今年度は、この分類のためだけではありませんが、例年以上に副詞を強調し、形容詞との区別も徹底してきました(特に7月17日の授業)。そして、形容詞句としての前置詞句と副詞句としての前置詞句の区別に到達する(夏期講習の『エッセンシャル英文法』)のは、理論上は必然なので例年通りですが、ほぼ毎回の授業で積み重ねてきた、品詞に向けた意識は例年以上でした。その結果、名詞/形容詞/副詞の区別は合格点に達し、疑問代名詞/疑問形容詞/疑問副詞の区別にも対応可能だと判断することができました。この判断の期限は「Lesson26 疑問詞のまとめ」でしたが、『英文法レビュー②』で、疑問代名詞のwhatとの比較を導入にして疑問形容詞のwhatを新たに学習した際、疑問代名詞と疑問形容詞に言及しそうになったので、この時点で対応可能でした。品詞の「流れ」と疑問詞の「流れ」が見事に合流した結果です。
このように、上流が変われば下流も変わります。そして、川の流れが変われば、その周りの景色も変わるはずです。それと同様に、授業の「流れ」が変われば、理解度だけでなく見方も変わるはずです。俯瞰的に見つつも、1つ1つがはっきりと見ることができるように、理論を具現化したカリキュラムを実践するだけでなく、実際の授業で実現した結果によってカリキュラムを上方修正できたらと思います。
新しい検定教科書に合わせて全体的に学習時期が前倒しになったことで、GENUINEを開塾してから最大規模のカリキュラムの改訂となりましたが、これまでも日々微調整をし、毎年少しずつ上方修正をしてきました。これからも同じです。そうすることで、GENUINEの「こだわり」の1つである「綿密なカリキュラム」は、さらに綿密さを増すだけでなく、創業以来継ぎ足されてきた秘伝のタレのように味わい深くなっているはずです。
GENUINEでは、夏期講習に中学1年生対象の『エッセンシャル英文法』を新たに設置する(こちらをご参照ください)ことで、後期(2学期と3学期)以降の授業の進度を新しい検定教科書に対応させました。中学1年のカリキュラム(こちらをご参照ください)だけでなく、中学2年のカリキュラム(こちらをご参照ください)と中学3年のカリキュラム(こちらをご参照ください)も全て同時に改訂しましたので、毎週/毎回更新してきました「中学1年のクラス授業の現在の授業進度」は役目を終え、更新を一旦止めることにしました(こちらをご参照ください)が、5月15日、5月29日、6月12日、7月17日、8月22日、そして9月1日の授業のように、「GENUINEらしさ」が顕著に表れている場合は、随時更新しています。
5月15日、5月29日、6月12日、7月17日、8月22日、そして9月1日の中学1年のクラス授業の授業進度は、記録として掲載しておきます。GENUINEの授業は「こだわり」が多いですが、当たり前のことをしているだけで、特別なことをしているつもりはありません。けれども、他塾と同じだとも思っていません。その違いは、特に5月15日の授業(こちらをご参照ください)に顕著に表れていると思います。また、文法用語を避ける傾向が強い学校とは一線を画していますが、その違いは特に5月29日の授業(こちらをご参照ください)に顕著に表れていると思います。GENUINEでは品詞と文型を重視しているので、この点が特に他塾とも学校とも異なるかもしれません。他塾や学校では積極的に扱わないかもしれない副詞に取り組んだ7月17日の授業(こちらをご参照ください)を通じて、GENUINEの品詞に対する考えと背景を理解していただくことができると思います。そして、6月12日の授業(こちらをご参照ください)はGENUINEの授業の流れと意図を、8月22日の授業(こちらをご参照ください)はGENUINEのカリキュラムの流れと意図を理解していただくことができる好例だと思います。夏期講習の『リーズニング実践演習』を終えた9月1日の授業(こちらをご参照ください)では、その結果を通じて、GENUINEだけでなく英語教育の現場が直面している問題点の1つが伝わればと思います。
8月1日(こちらをご参照ください)と8月10日(こちらをご参照ください)の中学1年のクラス授業の授業進度は、夏期講習の閉講報告用に掲載しておきます。例年、季節講習の閉講報告(こちらをご参照ください)を掲載していますが、昨年度はその余裕が全くなかったので、掲載することができませんでした。今年度の夏期講習は過去最長で、最多授業数なのも確実なので、掲載できる可能性が昨年度よりもさらに低いです。閉講報告を掲載できなかった場合、中学1年については、この「現在の授業進度」をご参照ください。
これまでお知らせしてきました通り(こちらをご参照ください)、学習指導要領の改訂により今年度(2021年度/令和3年度)から中学校で使用される検定教科書が新しくなり、小学校の英語を前提としていますので、前年度までと中学校の授業の進度が異なります。そのため、GENUINEのカリキュラムとズレが生じるかもしれません。中学1年生対象のクラスの定員に余裕が生じました(残り1名)ので、入塾を検討していただいている場合は、中学1年のカリキュラム(こちらをご参照ください)で授業進度を必ずご確認ください。